日本語教師養成講座 模擬授業の流れ!

こんにちは。ジャパンセンターオーストラリアです。

さて、実際にジャパセンの日本語教師養成講座420時間を卒業したスタッフである私だからこそ伝えられる内容を皆さんに共有できたらとブログに書いている『卒業生が語る!ジャパセンの日本語教師養成講座420時間』シリーズです。以下の内容どうぞご参考ください。

さて今回のブログは、ジャパセンの日本語教師養成講座420時間で毎週実施されます模擬授業について皆さんにご紹介できたらと思っています。ジャパセンの日本語教師養成講座420時間は模擬授業、実践が多いことが特徴の1つにもなっています。それは、この講座を経て実際に日本語教師として働き始めた時にすぐに即戦力として活躍できるように。また日本語学校で働きたい!となればその学校で実際に入社試験に代わり、模擬授業が行われることがほとんどですが、そこで堂々と授業ができるよに。というのがあります。いくら知識が多くても実際の授業でそれが表現できなければ意味がありませんね。そういったことも踏まえてジャパセンの日本語教師養成講座420時間ではカリキュラム組まれているため、実践が多くなっています!では実際に模擬授業はどのように行われていくのでしょうか?

ジャパセンの養成講座 模擬授業の流れ!

ジャパセンの日本語教師養成講座420時間では毎週模擬授業が行われています。各受講生が行う内容は一週間前に担当講師から伝えられます。実施する内容はその週の座学の授業で学んだものがトピックになります。例えば「これ・それ・あれの導入」や「行きます・来ます・帰りますの導入」など具体的なトピックが挙げられ、それについて実際に日本語学習者の方々に授業をするように、準備を進めていきます。模擬授業の時に、その他の受講生・講師の方は日本語学習者役になって授業が進められていきます。では実際にどのような流れで模擬授業の準備が進められ、本番を迎えるのでしょうか?今回は私が実際に模擬授業を実施するまでの流れを皆さんにお伝えできればと思います。

STEP 1:文型分析

まず、模擬授業のトピックを伝えられたら文型分析というものを行います。これは例えば「行きます・来ます・帰りますの導入」がトピックであれば、それぞれの言葉の概念を理論的に調べたり、それそれの言葉の違い、またどのような状況のときにそれぞれの言葉が使われるのかを参考資料を探して実際に見ていきます。私たちが教壇の上に立つ上で、私自身の感覚で何かを教えることはもちろんのこといけませんね。たとえ知っていても理論的背景をしっかりと確認していく必要があります。そして、それと同時にどのように日本語学習者に教えることが良いのか、という方法についても参考資料を読みながら考えていきます。そうすることでよりその言葉の意味を深く知れたり、学習者の方にどうすれば意味が伝わるのかを考えられる時間となります。なのでまずは各文型を自分自身がしっかりと理解する!ということが大切になってきます。

STEP 2:教案作り

それが終えれば、次は教案を作成します。教案というのは、どのように、またどのような流れで授業を組み立てていくのか!というのを考え、実際の授業の流れを文章に起こしたものを言います。簡単に言うと、台本のようなものをイメージして頂ければと思います。実際に授業を行う順番、伝え方、などを細かく実際に授業をするときの情景を想像しながら作成します。この時、時間配分などもしっかりと決め、決められた授業時間の中で教える内容が収まる様にしていきます。これがしっかりとできていれば、実際に授業をするときはこの教案の通りに授業を進めていければ基本的には問題ないことになります。この教案は、実際に日本語教師になっても授業をする時には必ず書くものになっています。中学校や高校の授業でも変わりません。50分ほどの授業の中でどのような順番で授業を進めていくのか、皆さんの先生方もこの教案をしっかりと作って授業に臨んでいたはずです。

STEP 3:教材作り

教案作りが終れば、次は教材作りです。教材とは、実際に授業を実施するときにより日本語学習者の方が理解し、イメージしやすいようにするための材料です。教案を基にして、その時の授業で使用する教材を決定し、実際に絵で書いたり、パソコンで教材を作ります。下の写真は私が実際に模擬授業をした時に作った教材です。

STEP 4:練習

教材作りまで終われば、下準備は終了となるので後は模擬授業本番までに授業の流れを頭の中に叩き込みます!教案を参考にしながら話す順番や、教材をホワイトボードに貼るタイミングなどを実際に試してみます。いきなり本番となると授業の流れがしっかりと頭に入っていなかったり、教材を出す順番なども分からなくなります。なので自分で実際にリハーサルとして実施し、イメージトレーニングを何度も繰り返していきます。練習をしっかりと行うと、実際の模擬授業の時にもスムーズに進めることができます。逆にこの練習をしていないと、模擬授業をしている時に頭の中がパニックになって内容が頭から飛んでしまったり、ということもありますので私はこのステップはとても重要でした!

STEP 5:模擬授業本番

それでは準備が整えばいざ本番です!本番では自身が今まで準備してきたことを表現するだけです。話すスピードや言葉、表情に気をつけながら実際に授業をしていきます。日本語学習者役の受講生から質問が飛んでくることもあるのでそうなっても笑顔で対応していきます。

STEP 6:フィードバック

模擬授業が終わると、フィードバックの時間です。自分が実際にこの文型を授業してみてどうだったか。というのを振り返っていきます。そして、生徒役の受講生からも実際に授業を受けてみてどうだったか。どの部分が分かりやすく、どの部分にさらに工夫が必要になってくるか、といったことが伝えられます。この時間も模擬授業をする上でとっても大切な時間となり、いろんな視点から改善点や、その人の授業の良さを知ることができます。なので実際に模擬授業をする人だけでなく、生徒役側でもとっても学びが多い時間となります!そして最後に、講師の方からフィードバックがもらえ、今後の模擬授業に繋げていきます!

以上が模擬授業をするときの私の流れとなっていました!講座の始めの方はどの受講生も、人前に立つだけで緊張する!と言いますが、回を重ねる毎に慣れていき、卒業の頃には皆さん堂々とした姿になっていきます。私もはじめは緊張しましたがこの模擬授業から沢山の事を学ぶことができ、前に立つことへの自信も生まれました!なので模擬授業が多いというのは確実に卒業後の進路にとっても役に立つ!というのは今、とても感じています。講師の方からも「失敗できるのは今のうち!今のうちの沢山挑戦をしてみて!」といつも言われました。なので恥ずかしがらず堂々をたくさんの失敗をすることもできました(笑)。皆さんも実際にジャパセンの日本語教師養成講座420時間を受講することになればこの意味が少しでもご理解いただけるのではないかと思いますので楽しみにして頂けたら嬉しいです!

以上今回は日本語教師養成講座420時間受講中の模擬授業の流れをご紹介しました!この講座に興味がある方に少しでも講座受講の中身や日常生活をイメージしやすいように今後も様々なことをトピックとして皆さんにシェアさせて頂ければと思います!

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ジャパセンの日本語教師養成講座420時間のさらなる詳しい内容は以下のページでご確認ください。

【ジャパセン(BBI)が提供する日本語教師養成講座420時間】

◆ BBICシドニーで日本語教師養成講座(全11週間、通学コース)
◆ WJLC通信で日本語教師養成講座(通信コース)
◆ 日本語教師養成講座420時間詳細(ブログ記事)

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