海外の幼稚園ってこんなに自由!?現地生活をリアルに感じたボランティア体験

「見てみたかった海外の保育現場。気づけば子どもたちの笑顔に、私が癒されていました」

日本で保育に関わるお仕事をされている黒岩さんが、仕事の枠を超えて“リアルな保育”に触れるために選んだのは、シドニーの幼稚園での1週間のボランティア体験

なぜ参加したの?きっかけは「リアルな保育を知りたい」という想い

現在、自治体の保育関連部署で働く黒岩さん。

施設運営や書類など、事務的な面から保育を支えている立場でありながらも、
「実際の保育現場で、子どもたちとどんなふうに接しているのか、自分の目で見てみたい」とずっと思っていたそうです。

さらに、異国の文化にも興味があった彼女は、海外の保育現場に身を置くことができるこのプログラムに出会い、参加を決意。

活動内容は?赤ちゃんたちと“暮らし”をともにする日々

黒岩さんが参加したのは、0歳〜1歳児クラス「Emuクラス」。

朝の支度を手伝い、外遊びでは靴や上着を着せ、食事の配膳をし、遊びの時間にはおままごとや車のおもちゃで一緒に遊ぶ…という、まさに生活を共にする日々。

印象的だったのは、泣いていた0歳児が、抱っこをすると泣き止み、安心してくれた瞬間。

「言葉がなくても、安心してくれる気持ちが伝わってきて…胸がいっぱいになりました」と語ります。

学び:距離の近さが生む“信頼”と、“メリハリ”ある教育姿勢

最も驚いたのは、一人ひとりの子どもに丁寧に向き合う姿勢

5人の園児に対して2人の担任がつき、日常的に名前を呼びかけたり、アイコンタクトをとったりする場面が多く、子どもたちが安心して過ごしている様子が印象的だったそうです。

また、先生たちは遊びと教育の切り替えをしっかりと持ち、叱るときは叱り、褒めるときはしっかり褒める。その姿勢が「本当の意味での愛情」だと感じたとのこと。

現場に入って初めて気づいた「自由」と「たくましさ」

オーストラリアの保育園で特に印象的だったのは、子どもたちの自由さと、どこかワイルドな雰囲気

紫外線が強いために欠かせない日焼け止めも、日本のようにこまめに塗るのではなく、「顔が真っ白になるほどしっかり塗ってあげる」スタイルにびっくり。

午睡の時間にも、日本ではうつ伏せを避けるなど厳格なルールがある中で、オーストラリアの園児たちはそれぞれ好きな体勢でリラックスしてお昼寝。

安全に気を配りつつも、子どもたちの自主性を大切にする文化が垣間見えました。

「オーストラリアでは、きっと免疫力が育まれて、たくましい子に育つんだろうな」

――そんな感想が自然とこぼれてしまう、文化の違いが面白い体験でした。

英語力の変化と日本文化の紹介も

英語力については「完璧な文じゃなくても、単語をつないで伝えられるようになった」と実感。

ホストファミリーとの毎晩の会話が、成長のきっかけになったそうです。

さらに、日本から持参した折り紙を使ってちぎり絵をしたり、シールブックで動物の英単語を遊びながら教えたりと、文化交流のひとときも生まれました

心に残る、現地の“リアルな日常”

ホームステイ先のあるSummer Hillでは、のどかな街並みに癒されつつ、最寄りのLight Railで中華街にも気軽にアクセス。

ホストファミリーはとてもフレンドリーで、到着直後に電車の乗り方を案内してくれたり、公園やカフェにも連れて行ってくれるなど、温かいおもてなしをしてくれました。

「夫婦がお互いに協力し合い、対等に家事も育児もする姿が印象的でした」と、家庭内の文化の違いにも感銘を受けたそうです。

まとめ:観光では得られない、“日常の中の感動”

「旅行では味わえない、日常に飛び込んだからこそ見えた景色がありました」

子どもたちと過ごす毎日に元気をもらい、自分自身の仕事観や人との関わり方にも変化があったという黒岩さん。

この幼稚園ボランティアは、保育に興味のある人はもちろん、「現地の人と触れ合いたい」「リアルな海外生活を体感したい」という人にとっても、かけがえのない体験になるはずです。

:’* ☆°・ .゜★。°: ゜・ 。 *゜・:゜☆。:’* ☆
この幼稚園ボランティアは毎年、おおよそ150名くらいの方がご参加頂く人気のプログラムなのですが、主に日本の夏休みや春休みに短期でご参加される方が多いです。

もちろん、既にオーストラリアにいらっしゃる方もご参加させることも多く、いろいろな目的でこのプログラムをご利用されています。

〇 現役の幼稚園の先生のキャリアアップ
〇 将来幼稚園の先生になりたい
〇 将来児童英語教師になりたい
〇 子供が好き
〇 英語環境でのボランティア活動を何かしたい
〇 海外でのボランティア活動初心者

と思われている方々にとても合ったプログラムです。

【オーストラリア、シドニーで幼稚園ボランティアの概要】

場所: シドニー市内のローカルの幼稚園
期間: 1~4週間
参加条件: ジャパセンの派遣インタビューに合格すること
英語力: あるに越したことがないがビギナーから対応可能
プログラム内容: 幼稚園の手配、事前の活動にあたってのオリエンテーション実施、チルドレンチェックの取得及びそのサポート、活動中のサポート、レファレンス発行など

⇒ ジャパセンの幼稚園ボランティアプログラム概要
⇒ 幼稚園ボランティア関連ブログ記事
⇒ 幼稚園ボランティアプログラムお申込み
⇒ ジャパセンへお問合せ
∞~~~∞~~~∞~~~∞~~~∞~~∞~~~∞~~~∞~~~∞
:’* ☆°・ .゜★。°: ゜・ 。 *゜・:゜☆。:’* ☆

 

あわせて読みたい